ところで、サイデンステッカーが一番愛した日本の作家は誰かご存じか?エドワード・G・サイデンステッカー - Wikipedia:"エドワード・ジョージ・サイデンステッカー(Edward George Seidensticker, 1921年2月11日 - 2007年8月26日)は、日本文学作品の翻訳を通して、日本の文化を広く紹介したアメリカ人の日本学者。より正確には「サイデンスティッカー」だが、親しみをこめて「サイデンさん」などと呼ばれる。"
永井荷風なのである。ここ:
サイデンステッカーが一番愛した日本の作家、永井荷風: "今朝の日経書評欄で日本文学研 究家で「源氏物語」の英訳者でもあるE・G・サイデンステッカーの新しい本が紹介されている。評者は桶谷秀昭氏。その中で桶谷氏は「見落とせないのは、サ イデンステッカーの永井荷風にたいする強い関心と尊敬の念である」と述べておられる。実際サイデンステッカーが永井荷風を一番好きな作家だと書いている文 章が存在するのだ。"
2 件のコメント:
何時も拝読させて戴いております。赤羽偏奇館主人と申します。
小生の記憶に拠ると、サイデンステッカーは、荷風は、小説家としては、むしろできは悪い。彼はむしろ随筆家であると言っていた様に思います。物語の主人公や登場人物に、彼が正しい或いは美しいと考える事しか言わせないのは、随筆と言われる所以の一つなのでしょうが、荷風自身に性向が極めて近く、また荷風教徒の一人である小生としましては、そこが全く痛快で荷風の面目約如である点と考えております。
赤羽偏奇館さん、こんにちは。荷風がお好きとのこと、大歓迎です。なんでも荷風について書き込んでください。荷風はすぐれた社会学者で社会批評家だったと思います。だから戦後批判する相手がいなくなって元気がなくなってしまった。しかし現代まで生き延びていたら、なにせ腹を立てるネタはいっぱいあるので、荷風も楽しかったのではないかと思います。荷風になったつもりで現代ニッポンを見ると、面白いです。
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